カナダ移住のことを調べたことがある人なら一度は目にしたことがある、または耳にしたことがあるのではないでしょうか？
しかし、私が調べた範囲では意外とこのプログラムの詳細がそこまで書かれていませんでした。
特にフランス語がわからない日本人に向けた情報ばかりが目立ち、日仏カップルである私たちにフィットする情報があまり集められませんでした。
なので今回は私たちと同じような条件の人、またはもっと目新しい情報を探している人にリアルタイムで申請中の情報を公開します。
目次
PEQプログラムとは
まず初めにカナダ、ケベック州の移民プログラムである「PEQプログラム」についてです。
PEQは正式名称「The Quebec Experience Program」で、ケベック州に居住する外国人就労者や留学生を対象としたプログラムがあります。
それぞれ要件を満たした後ケベック移民局に申請書を提出し、Certificate of Selection(CSQ)を取得し、永住許可の申請をする流れになります。
以下にそれぞれの申請要件を記載していきます。
PEQプログラム申請要件
留学生
ケベック州の大学やカレッジ、職業訓練校などに留学して以下のいずれかを取得すること。
- 1800時間以上の学習期間がある職業訓練コース修了
- 専門性のある職業訓練を合計1800時間以上修了
- ケベック州の大学を卒業
- 学士号
- 修士号
- 博士号
また留学生はフランス語力も必要になります。要件を以下にリストアップしていきます。
- 上記の学校をフランス語で修了
- 中等以上の教育を2年以上フランス語で学習
- ケベック州で中級レベルのフランス語コースを修了
- 認定されたフランス語試験(TEF)に合格
外国人就労者
- 現在、就労ビザやワーキングホリデービザなど就労できるビザを持っていて、かつケベック州に在住している
- 申請から直近2年間のうち1年以上フルタイムで技術者、専門家、管理者レベルの職務経験がケベック州である
- 上記（留学生参照）フランス語力を有していること
最短での永住許可取得はどれか？
この中でとにかく永住許可取得を目指し最短ルートを考えると、ケベック州の職業訓練校を修了することではないでしょうか？
もちろん職業訓練のコースは色々ありますが、そこまで職種にこだわらないのであれば最短の1800時間のコースを選択するのが近道だと思います。
ただ学校によってコースが違うので希望する地域に場合もあります。
コースの詳細も日本語だと情報が少ないので、別の機会に書こうと思います。
実は私たちも職業訓練校修了からの永住許可申請をしようと計画しています。
申請するのはもちろんフランス語が全くできない私ではなく、フランス人の夫なのでフランス語の部分はクリアです。
フランス語力がない人でも、職業訓練校と同時進行でフランス語が学べるので時間のロスはそんなにないのではないでしょうか？
職業訓練校の費用は？
職業訓練校の費用はもちろん受講するコースによって違いますが、私が見たところ1800時間くらいのコースで20,000CAD前後でした。2018年5月1日現在カナダドルが1ドル約85円なので約170万円ですね。
これにプラスして約1年半の生活費がかかってきますので、当たり前ではありますが結構な額になります。
ちなみに生活費ですが、夫が約35,000ドル(300万円)の残高照明を提出したところ「これなら家族4人の生活費として足りる」と学校エージェント？から返答をもらったので、単身の場合必要以上に出費しなければ月1000ドル(約85,000円)くらいあれば足りるのではないでしょうか。
あるに越したことはないですが(笑)
フランス語学校の費用はわからないですが、学生ビザでもアルバイトはできるので、費用を抑えることもできます。
ちなみに学校費用ですが、日本国籍の私が職業訓練学校に行くと上記費用プラスフランス語の語学学校にまでお金がかかりますが、フランス国籍の夫が行くとなんと職業訓練学校は無料とのことです！これはケベック人とフランス人に適用されるらしいです。もちろんフランス語の語学学校に行く必要はありません。
これを見てもケベック州がフランス語を推奨しているのがわかりますね。
最後に
いかがでしたでしょうか？
意外とそこまで難しくなく実現可能な範囲ではないでしょうか？
ちなみに職業訓練校は通常ケベック州の義務教育（日本の高校2年生）修了後に就学するものなので、ケベック州の義務教育修了と同等の修了証明が必要になります。
日本で言えば高校卒業証明ですね。
私の夫は日本でいう中学校卒業後、専門学校（元パン職人です）を修了したので、ケベック州の義務教育修了に値するか不安でしたが、結果大丈夫でした。
今後、状況が進行したら新しい情報を追記していこうと思います。
