2018年、私はカナダへ移住することを決めました。既婚、33歳、2歳と0歳の小さな子供の母親です。海外移住に憧れる人は日本にたくさんいると思いますが、この状況下で海外移住しようと思う人はそう多くないのではないでしょうか。むしろ”無謀”、”その歳で何考えてるの”、”子供がかわいそう”そんな声が聞こえてきそうです。
では一体何が私をカナダ移住へ向けて突き動かしたのか、まずは自己紹介も兼ねて経緯を書いていきます。

一番は子供の将来の環境

私は2012年にオーストラリアでのワーホリ中に出会ったフランス人の夫と結婚しました。
オーストラリアの後、そのままカナダへワーホリする予定でしたが、予定変更して日本へ住むことになりました。そして2015年に長男、2017年に次男を授かります。
子供が生まれる前は、「どこに住んでもいっかー」とお気楽に考えていたものですが、今後の子供の教育環境、言語環境を考えると日本はどうなんだろうか?と、ふと疑問を持つようになりました。私は子供に、のびのびかつ自分の意見をはっきり主張できるようになり、広い視野を持って欲しいと考えています。
他の国の教育環境に精通しているわけではないので大した知識もないのですが、日本の教育環境では少し違うような気がしました。(あくまでも私の個人的な意見です)
初めは東南アジアなどの国を調べていました。マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピンなど、どうしたらビザが取れるか、子供の学校はどうするかなど色々なことを調べました。(その内容はまた別の機会に書きたいと思います。)どこもなんとなくしっくり来ないなーと思っている中、ふと頭をよぎったのがオーストラリアの後行く予定だったカナダでした。

優しく、美しい国カナダ

実はカナダへは2回旅行で訪問しただけです。初めての訪問は私の姉2とケベックシティ→モントリオール→トロント+ナイアガラフォールズという約1週間の旅行でした。2回目の訪問は、ニューヨークに住む姉1の結婚式でニューヨークを訪れたついでにモントリオールへ。その後はモントリオールから初の渡仏→帰国という旅行でした。
すでに初めての旅行で古き良き町並みと新しさが入り混じったモントリオールが気に入ってしまった私。そして色々な場所で触れ合ったカナダ人の優しさ。それまで特別何も思っていなかったカナダへのイメージが大幅にアップしました。
ただ私がワーホリするにあたって初めての行き先をカナダに選ばなかった理由は......
ただ単に寒いのが苦手っていう(笑)
それでも今回寒さに負けず移住を決意できたのは、やっぱりカナダのクリーンで優しく、美しい国のイメージがあるからだと思います。

子供の言語の幅が広がる

これはカナダでも主にケベック州に言えることだと思いますが、英語とフランス語のバイリンガルになりやすい環境です。
ケベック州はフランス語教育を推奨していますが、そうは言っても都市部のモントリオールでは英語とフランス語が半々くらいではないでしょうか?(私の勝手なイメージですので実際はもう少しフランス語の割合が大きいかも)
私たち夫婦の場合は特に日仏カップルということで、モントリオールはベストな場所だと思っています。日本人カップルでも、家で日本語を教え、学校や友達とは英語とフランス語で会話をすれば、一気に3ヶ国語も夢ではない!?
英語が第一言語の州でも、やはり移民国家ということで他の国の人たちと触れ合う機会が日本とは格段に違います。

治安が良い

やはり住むとなると治安は気になるところです。特に子供連れなら、なおのこと気になります。
カナダは治安が良いのはなんとなく知ってはいたのですが、改めて今回調べてみたところ治安の良さは世界第7位!だそうです。ちなみに日本は8位でした。その年によっても多少違いはあるものの、カナダの治安の良さは安定的だと思います。
「2017年版世界の住みやすい都市ランキング」でも3位バンクーバー、4位トロント、5位カルガリーと3都市がトップ10入りしています。私の住みたい街モントリオールは残念ながらクラスインはしていませんでしたが、これだけの都市がランクインしていると安心感がありますね。

移民しやすいプログラムがある

これはケベック州に限った話ですが、ケベック州にはPEQプログラムという移民プログラムがあります。PEQプログラムについてはまたブログに書いていこうと思いますが、私たちもこのPEQプログラムに参加して永住許可の取得を目指します。
このプログラムに参加すると他のプログラムで永住許可を取得するよりも比較的早く取得することができるらしいです。まだ実際に取得できたわけではないし、永住許可の申請にすら至っていないのではっきりとは書けませんが、カナダへの移住が一番現実的で実現可能指数が高かったのも大きな要因です。
移住したい気持ちばかり大きくても実現不可能だったらできませんからね(笑)
他にも夫の仕事のことなど理由は色々あるのですが、やはり子供の将来のことが一番大きいですね。

 

 

もちろん日本は自分の国ですし、日本人であることに誇りを持っています。
多分愛国心は人一倍強いです。(笑)

 

 

どちらが優れている劣っているということではなく、どの選択が自分たち家族にとって一番良いのかを模索しながらこれからも色々なことを発信していきたいと思います。

おすすめの記事