カナダ移住に興味のあるみなさん、こんにちは。
1年半後にカナダへの移住を控えているザロです。
カナダへ移住したいなぁという気持ちはあっても、
・どういう方法で移住できるのか?
・なにから始めたらいいのか?
・どんなビザを取ればいいのか?
といろいろな疑問があると思います。
または私もそうだったのですが、「特別なスキルもないし自分には無理な話だろうなぁ」と思っている方もいるかもしれません。
まずは実現可能か不可能か、カナダに滞在する許可である「ビザ」から割り出してみましょう。
あなたにあった方法がきっと見つかります!
目次
カナダに移住するにはどんなビザがある?
ビザの種類によって期間はそれぞれ異なります。
どのくらいの期間カナダへ住みたいのかで目指すビザが変わってきますので、まずはどのビザでカナダへ入国するのか確認してみましょう。
ビザの種類 | 滞在可能期間 | 就学の可否 | 就労の可否 |
---|---|---|---|
観光ビザ | 6ヶ月間 | 可 | 不可 |
学生ビザ | 就学期間 | 可 | 条件により可 |
就労ビザ | 種類による | 種類による | 可 |
永住ビザ | 5年更新 | 可 | 可 |
おおまかに分けると上記のようになります。
観光ビザ
以前はビザ申請なしで最長6ヶ月間滞在することができましたが、2016年3月15日より事前に電子渡航認証「eTA」にオンライン申請することが必須となりました。
申請といっても難しいことはなく、カナダの政府公式サイトによれば2,3分で手続き完了するようです。
カナダ政府ホームページ「電子渡航認証(eTA)」の概要fa-external-link
6ヶ月以内であれば学校に通うこともできますので、6ヶ月以内の期間で留学したい人はわざわざ学生ビザを取る必要ありません。
ただし観光用のビザですので就労はできません。
カナダに滞在したい期間が6ヶ月以内で、その間就労しない人には一番手軽に取得できるビザですね。
学生ビザ
6ヶ月を超える期間学校に通いたい場合は学生ビザを取得する必要があります。
高校や大学など「カナダ政府公認の学校(語学学校は含まない)」でフルタイムの授業を受けている人たちは就労ビザなしでオフキャンパス(学校外)で週20時間以内なら働くことができます。
基本的には最低就学期間のビザは取得できますので、とにかく勉強目的でカナダへ行く方は学生ビザを取得しましょう。
就労ビザについて
カナダで働くことが許可される「就労ビザ」はそれぞれのコンディションによって取得できるビザが異なります。
またビザによっては就労場所を自由に選べるものと、特定の就労先のみのものがあります。
種類 | 就労可能期間 | 就労場所 |
---|---|---|
ワーキングホリデービザ | 1年間 | どこでも可 |
ポストグラデュエート就労ビザ | 最長3年間 | どこでも可 |
コープワークパーミットビザ | 実習期間のみ | 許可された就労先のみ |
移住者の配偶者用就労ビザ | 配偶者と同期間 | どこでも可 |
家族移民者用就労ビザ | 最長2年間 | どこでも可 |
ブリッジング就労ビザ | 1年間 | どこでも可 |
LMIA就労ビザ | 1〜2年間 | 許可された就労先のみ |
ワーキングホリデービザ
通称「ワーホリ」と呼ばれていますが、最長1年間カナダに滞在する許可が得られます。
就労可能ビザの中では一番取りやすいビザですが、今までは先着順だったのですが現在(※2018年)では抽選方式になっているそうです。
一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会fa-external-link
最長1年間の内4ヶ月以内だったら学校に通ってもいいし、1年間まるまる働いてもいいし、学校も行かず働かず、のんびりカナダに滞在してもいいという素晴らしいビザです(笑)。
30歳までワーホリビザの申請ができます。この「30歳まで」というのは30歳を含みますので、31歳になってしまうとアウトです。
30歳で申請していれば実際にカナダに行くのが31歳でも大丈夫です。
余談ですが、私は2011年オーストラリアでワーホリ中一時帰国した際に申請して許可が降りて、オーストラリアの後にカナダにワーホリに行く予定でしたが、当時すでに夫と一緒になっていて夫の希望でオーストラリア後にそのまま日本に住むことになり、結局カナダへワーホリに行くことはありませんでした…。
そのことで時々未だに夫を責めます(笑)。
ポストグラデュエート就労ビザ
カナダ政府認定のカレッジや大学に8ヶ月以上通学し卒業すると申請可能になるビザです。
就労場所は限定されていませんし、最長3年間カナダで働くことができますので、しっかりと勉強してがっつり働きたい方向けです。
まずは学生ビザで8ヶ月以上カレッジや大学に留学しましょう。
しっかりと通学し卒業できればビザ自体は比較的簡単に申請できます。
しかもこのビザで最低1年間就労すれば「永住権申請」をするという選択肢も出てきます。
いずれは永住権取得を視野に入れている方にはおすすめです。
コープワークパーミットビザ
コープワークパーミットビザは実習生用のビザです。
実習プログラムがある学校に在籍していることが条件ですが、実習を通じて体験・経験できるプログラムです。
就労できる期間は実習期間によって異なりますし、就労先も限定されています。
とにかく学校で学んだことを経験したい、と割り切れる方におすすめです。
移住者の配偶者用就労ビザ
配偶者が半年以上の期間、カナダ政府認定の学校でフルタイムに通学するか、もしくはカナダ国内で専門性の高い仕事をする場合、そのパートナーにも認められる就労ビザです。
取得が認められた場合、通学もしくは就労するパートナーと同じ期間の就労ビザがもらえます。しかも就労先は自由に選べます。
私たちの場合、夫の学校が終わるまでは私と子供達は日本にいることに決めましたが、もし今カナダに行ったとしても私はこのビザの申請ができることになります。
結婚していて、夫婦でカナダ移住を目指したい方達におすすめです。
家族移民者用就労ビザ
カナダ人もしくはカナダの永住権を持っている人と結婚した場合、家族移民・永住権の申請をカナダ国内からおこなっていて、その結果が出るまでのつなぎとして申請できるビザです。
取得できれば最長2年間の就労が可能ですし、就労先も自由に選べます。
すでにカナダ国内にいて、申請中でも働きたい方達におすすめです。
ブリッジング就労ビザ
すでに別の就労ビザを保有していて現在永住権申請中だけど、就労ビザがもうすぐ切れてしまう、という方が申請できる就労ビザです。
カナダに移住できるかどうか、というこの記事からはそれてしまいますが、今後のために紹介しておきます。
永住権申請中であと少しで取得できそう。でも就労ビザ有効期限が残り少ないし、まだ働きたい!という方におすすめです。
LMIA就労ビザ
かなり難易度は高いですが、現地のカナダ人が持っていない特殊なスキルや経験を持っている人が、雇用主のサポートを受けて取得できるビザです。
雇用主が$1,000支払ってLMIAを申請しLMIAを取得できたら、LMIA就労ビザの申請ができます。雇用主に金銭的な負担や時間、手間などかかるので、そこまでしても雇いたい人材が求められます。
もちろん就労先は限定されますが、手に職つけている人にはおすすめだと思います。
美容師さんやネイリストさんなど、日本の高い技術を持っている人はチャレンジしてみてもいいかもしれません。
その場合、雇用主を探すために、まずはワーホリでカナダに入国するというのありだと思います。
カナダ移住希望者の最終目標!?永住権について
カナダに移住するというと最終的には永住権を取得するのが目標になってくると思います。
永住権を取得できれば日本国籍を保有したまま合法的にカナダに滞在することができ、カナダ国籍の人とほぼ同等の権利を得ることができます。
通学・就労も自由にできますし、お子さんがいる場合は子ども手当ももらえます(←ここ重要)。
永住権取得の方法はかなり色々ありますし、州ごとにも特別プログラムがあります。
永住権についてはまた別記事で書いていこうと思います。
私たち家族のカナダ移住計画
私たちはケベック州の「PEQプログラム」で永住権を目指しています。
夫がフランス人ということもあり、もともとカナダだったらケベック州に移住希望でしたが、ちょうどこのプログラムを見つけてカナダへの移住計画を決意しました。
この「PEQプログラム」は他の永住権取得ルートと比べると、比較的取得しやすいのではないかと感じています。
永住権を取得した後はもしかしたら他の州に移動する可能性もありますが、とにかく今は永住権を取得することが目標です。
あなたが目指せるビザは見つかりましたか?
いかがでしたでしょうか?
あなたが目指せそうなビザは見つかりましたか?
「きっと無理でしょ…」
なんて諦めないでください!
私たちも最初はカナダに移住するのは諦めていました(笑)
調べているうちに前述のプログラムを知り、現在計画実行中です。
何かしら方法はあるものです。
あなたのカナダ移住の夢に少しでもお役に立てれば嬉しいです!