こんにちは、ワーホリ経験者のザロです。
前回「オーストラリアのワーホリでかかった費用を算出してみた」を書いていて、「そういえばワーホリ各国どのくらいあれば行けるんだろう?」という疑問が浮かんだので今回検証してみようと思い立ちました。
ワーホリ協定国は2018年11月現在22カ国あるそうですが、人気のある以下の国を検証してみました。
・不動の一番人気「オーストラリア」
・ワーホリビザ発給数に制限が出始めた「カナダ」
・のんびりした大自然が人気「ニュージーランド」
・最大2年間滞在できる「イギリス」
・芸術や食に興味があるなら「フランス」
・個人的に行きたい国「ドイツ」
・日本と最も近く行きやすい国「韓国」
・親日国家で食事が美味しい国「台湾」
ワーホリで人気のある8カ国の費用を比べます。
それではさっそく見てみましょう。
目次
ワーホリで人気の8カ国に行く最低費用は?
結論として、各国の最低費用を一覧にしてみました。
この金額は「ビザ申請費用」+「片道渡航費」+「1ヶ月の生活費」をそれぞれ合計した金額です。
オーストラリア | ¥218,930 |
---|---|
カナダ | ¥183,500 |
ニュージーランド | ¥150,500 |
イギリス | ¥211,575 |
フランス | ¥164,450 |
ドイツ | ¥160,100 |
韓国 | ¥92,500 |
台湾 | ¥85,000 |
国によってかなり大きな差があります。
それでは内訳を説明していきますね。
ワーホリで人気の8カ国の最低費用の内訳
まずは渡航前にかかる費用です。
こちらはビザの申請費用など節約の仕様がない費用です。
渡航費は時期や使用する航空会社、チケットの種類によって節約できますがこの一覧では時間もそこまでかからず、それでいて高すぎないあたりの金額を書きました。
頑張ればもう少し安くなるかなと思います。
※記載してある日本円は2018年11月9日現在の各通貨レートを日本円に換算しています。
※行く都市によって費用は変わりますが、ここでは主要都市に行くという前提で記載します。
※渡航費は片道のみの最安です。時期によっても変動しますので、あくまでも参考程度の費用です。
国 | ビザ申請費 | 渡航費 |
---|---|---|
オーストラリア | ¥37,350 | ¥43,000 |
カナダ | ¥13,000 | ¥85,000 |
ニュージーランド | 無料 | ¥70,000 |
イギリス | ¥35,000 | ¥70,000 |
フランス | 無料 | ¥65,000 |
ドイツ | 無料 | ¥60,000 |
韓国 | 無料 | ¥25,000 |
台湾 | 無料 | ¥25,000 |
ワーホリビザの申請費用が有料の国と無料の国があります。
ビザの申請費用が無料の国は一定額以上の残高証明を提出しなければならない国もあります。
逆に有料の国は申請費用はかかるけれども残高証明が必要なかったりします。
国によってそれぞれ異なりますし、ビザの料金や条件などよく変わりますので、実際にどれだけかかるかやいくら以上の残高証明が必要になるかは申請時にしっかりと調べましょう。
人気8カ国のワーホリ中に生活していく費用一覧
ワーホリに行くまでの費用はわかりましたので、今度は現地で生活して行くための費用ですね。
ワーホリの費用を気にしている人はここが一番気になるところではないでしょうか。
※主要都市での生活を想定した金額です。
※家賃は主要都市の都市部にルームシェアで個室に入居した場合の相場です。
国 | 家賃 | 食費 | 通信費 |
---|---|---|---|
オーストラリア | ¥114,800 | ¥20,500 | ¥3,280 |
カナダ | ¥60,000 | ¥21,500 | ¥4,000 |
ニュージーランド | ¥60,800 | ¥19,000 | ¥1,500 |
イギリス | ¥73,500 | ¥29,400 | ¥3,675 |
フランス | ¥71,500 | ¥26,000 | ¥1,950 |
ドイツ | ¥71,500 | ¥26,000 | ¥2,600 |
韓国 | ¥45,000 | ¥18,000 | ¥4,500 |
台湾 | ¥37,000 | ¥20,000 | ¥3,000 |
私の体感や友人の話、自分で調べてみたところではこんな感じでした。
一番気になるのは何と言ってもオーストラリアの家賃の高さ!
今回はシドニーのシティの家賃を想定してこの金額を書いたのですが、私の住んでいたブリスベンもこれよりもう少し安いくらいだったのでそこまで間違ってはいないと思います。
とにかくオーストラリアは家賃が高いので、ワーホリや学生は個室ではなく相部屋のシェアが一般的です。
ルームシェアやリビングシェアになればもっと家賃は下がります。
他の項目はそこまで変わらないですが、やはり韓国・台湾は家賃が安いし食費も安いですね。
それに比べると通信費が高いですが、日本もそうですが韓国・台湾の携帯通信の通信速度は欧米よりも良いです。
食費は欧米は軒並み外食すると高くつくので、表に書いた金額で済ますならほぼ自炊でしょう。
韓国・台湾は屋台などの外食でしたら安いので、そこまで自炊を徹底しなくてもある程度安く済むでしょう。
ちなみにこんなサイトがありますので行く予定の都市を比較してみてもおもしろいですよ。
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最低費用でワーホリに行くなら韓国・台湾
日本からの距離を考えたら安く行けて気軽に帰ってこられるのはやはり「韓国」「台湾」あたりですね。
ただワーホリに行くのならしょっちゅう日本と往き来するわけではないので渡航費をそこまで考えなくてもいいと思いますが、「一時帰国したい!」「家族に不幸があった」という時に帰って来やすいのはあります。
しかも生活費も他の国に比べて安く済みますし、そこまで節約を気にして自炊を徹底しなくてもいいので精神的にも楽ですね。ただ仕事を現地でするのであれば話は変わってきます。
「物価が安い=最低賃金も安い」ですので、仕事をそれなりにしたい人は家賃や物価で国を決めなくてもいいのかなと思います。
現に私もオーストラリアのブリスベンで家賃8万円くらい払っていましたが、収入が20万円くらいありましたのでなんとかやって行けました。
まぁ普通に1日8時間の週4〜5で働いていましたけどね…
あ、そう考えると月20万円って少ないですね(泣)キッチンハンドとウェイトレスなので仕方ないですが。
ワーホリでの費用を節約するコツは?
ワーホリに行った場合に、何をするかによって必要な金額は異なります。
それでも何をするでも共通した節約のコツがあります。
以下で共通した節約のコツをあげていきます。
都市を選ぶ
どこにワーホリするか国を決めた後はどの都市に行くのか決めますが、都市によって家賃や物価が変わってきます。
主要都市は基本的に家賃も物価も高くなりますので、なるべく主要都市は避けた方が節約になります。
私もその理由でブリスベンを選びました。
ブリスベンはオーストラリアでシドニー・メルボルンに次ぐ三番目に大きい都市ですが、シドニーほど家賃や物価が高くなく、しかも日本人が割と少ないためかシドニーのジャパレス(日本食レストラン)のように最低賃金以下で働かされることもない、とのことを聞いて行き先をブリスベンに決めました。
当時まったく目標がなかった私です(笑)
渡航時期を選ぶ
渡航時期が日本の休みにかぶると金額がかなり高くなります。
なるべく閑散期を選んで安く行けるようにしましょう。
どうしても安い時期に行けない場合は、それでも曜日などを選んで行くようにするとかなり金額が変わってきます。
ローカルフードで自炊する
当たり前ですが節約には自炊が基本です。
光熱費が含まれているシェアでしたらなおさら自炊しましょう。
それでもアジア圏は安いので多少外食もいいと思いますが、欧米圏は外食は論外です。
節約したいのならば日本食系の米や調味料も高いので、なるべく現地の人がよく食べるようなものを作りましょう。
日系は高いので中国系スーパーでだましだまし日本食を作るとなんとかいけます(笑)
自炊ができない人はこれを機に覚えると今後役立つと思います。
仕事をする
お金がたくさんあればいいですが、なければ仕事をして稼ぐしかないです。
それなりに働けば結構な収入になります。
ワーホリ先に渡航して語学学校など行かずすぐに仕事を始められるのであれば、そんなにお金がなくても行けます。
私の夫が実際そんな感じで15万円しか持たずにワーホリしてました。
夫は渡航後すぐに仕事を始められたので、特に問題なく生活できていました。
自分でできることはやる
ビザの申請や保険の申し込みなどすべて自分で行いましょう。
エージェントを使うとバカみたいな金額をぼったくられます。しかも現地に着いたら特にサポートなしです。
現地に事務所構えてサポートしてますよってとこもありますが、行く都市が違えば意味ないし、仮にあっても普段から必要にはなりません。
もしそれでも不安という方は無料エージェントを無料の範囲内のみ使いましょう。
実は私も無料エージェントを使って相談したり、事前に日本から銀行の現地口座を開設してもらったりしました。
まぁ結局現地口座開設しても現地に着いたら自分で銀行に行って手続きがあるんですけどね。
そこは現地事務所がシドニーにしかなかったので現地到着後はまったく必要がなかったです。
ワーホリの最低費用はどのくらい?いくらあれば行けるの?まとめ
今回算出した数字はあくまでも私が興味本位で自分の体感や友人の話、自分で調べたものですので、正確な金額ではありません。
家賃なんてもっと高いところもあれば安いところもあります。
食費は人によってかなり金額が変わってきます。
仕事をするかしないかによってもどの程度お金が必要か変わります。
そう考えたら、もう後は自分のフィーリングを信じましょう(笑)
なんとなく好きだから、でもいいと思います!
どこに行くとしても節約して出費を抑えればなんとかやっていけますよ。